「悪気はなかった」が通用しない時代の、新しい生存戦略。
ハラスメント研修は「やってはいけないことリスト」を暗記する場ではありません。「自分の常識が、時代のバグになっていないか」を確認するデバッグ作業です。
「愛情のつもりだった」「昔は普通だった」。その思考こそがリスクの源泉です。本講義では、最新のハラスメント事例と、その背後にある心理メカニズムを解剖します。
パワハラ・セクハラだけではありません。職場環境の変化に伴い、ハラスメントは「進化」しています。
時短ハラスメント。業務量を減らさずに「残業するな、早く帰れ」と強要すること。結果、持ち帰り残業(隠れ残業)を誘発させます。
テクノロジー・ハラスメント。ITが苦手な人にわざと高度なスキルが必要な業務を振ったり、「こんなこともできないの?」と嘲笑すること。
エンジョイ・ハラスメント。「仕事は楽しむべき」「飲み会は楽しいはず」という価値観を押し付け、参加を強要すること。
マル・ハラスメント。LINE等のチャットで、文末に句点「。」をつけること。若年層には「怒っている」「冷たい」という威圧感を与えます。
加害者の多くに「悪意」はありません。あるのは「歪んだ承認欲求」です。
心理学的には、相手にちょっかいを出して嫌な顔をされることで、「自分は相手に影響を与えている(存在している)」と確認する『存在確認(ストローク)』の行動である場合があります。
脳の省エネ機能である「思い込み」が牙を剥く瞬間です。
これらはすべて、個を見ずに属性で判断する「暴力」になり得ます。
全10問 / 合格ライン80点