介護は「情」ではなく「戦略」で乗り切る。
そして育休中も「キャリアを止めない」ための超・実践的ルール。
Day 9 後半の学習用動画リストです。
実戦的な運用方法を学びます。
「親の介護は子供がやるべき」「育休中は仕事をしてはいけない」。これらは美徳のように聞こえますが、現代のビジネス環境では「共倒れ」を招く危険な思い込みです。
介護はプロに任せる「マネジメント」の対象であり、育休はキャリアを中断させないための「戦略的期間」です。本稿では、制度の隙間を埋め、賢く生き残るための具体的なノウハウを解説します。
介護期間の平均は「約4年7ヶ月」。これを個人の有給休暇や気合いだけで乗り切ることは不可能です。あなたは「プレイヤー(介護者)」ではなく、「監督(マネージャー)」になる必要があります。
介護休業(通算93日)は、あなたが親のオムツを替えるための休みではありません。
「ケアマネージャーと契約し、ヘルパーや施設を手配し、自分が会社に行っている間も親が安全に暮らせるシステム」を構築するための準備期間です。
役所に行かなくても、地域ごとに設置されている「高齢者のよろず相談所」があります。ここが全ての入り口です。親が倒れたら、まずここに電話してください。
介護保険(公的)は安価ですが、「親の生存」が目的で、「子の就労維持」までは見てくれません。急な残業や出張に対応するには、自費の「民間サービス(家事代行や見守り)」を組み合わせるのが鉄則です。
実家に帰って介護をする必要はありません。あなたの役割は「情報のハブ」です。ケアマネや兄弟と連絡を取り合い、資金計画を管理し、たまに帰って親の愚痴を聞く。それが最大の貢献です。
「育休中は絶対に働いてはいけない」というのは誤解です。一定のルール内であれば、給付金(手取りの約8割など)をもらいながら、会社と接点を持ち続けることが可能です。
これを活用すれば、復帰時の浦島太郎状態を防げます。
育児休業給付金をもらい続けるための、就労上限は以下の通りです。
「月10日以下」
(10日を超える場合は月80時間以下)
トラブル対応や、どうしても外せない会議への参加など。
「毎週〇曜日は出社」
あらかじめシフトが決まっているような働き方は、「復職」とみなされ、支給が停止されます。
雇用保険は「事業所単位」で適用されます。そのため、休業中の会社とは別の会社で副業をして得た収入は、原則として給付金の減額対象になりません。
(※ただし、育休の本来の趣旨は「育児」ですので、過度な就労は推奨されません。あくまで制度上の仕組みとしての理解です。)
Vol.9-2 理解度テスト / 全10問